乱読本立

ジャンルを問わない読んだ本の備忘録。5年後読み返して面白かったらいいなと思う。

ひとまず今年読んだ本たち

冬のうちはあまり本を読めなかったが、『もう牛を食べても安全か』は圧巻だった。小学生の私に衝撃を与えた『生物と無生物のあいだ』の著者、福岡伸一の本だ。民俗学の本を去年貪り読んでいた流れからになる。民俗学に知的好奇心を刺激される。芸能の民俗学的見地や、露天商、闇市などについても知りたいと思っているが、何から手をつけるべきか…

春から夏に向けては兎にも角にも、長野まゆみを読み返していた。『天体議会』『宇宙百科活劇』『夜間飛行』『夏至祭』『三日月少年漂流記』『少年アリス』『螺子式少年』『鉱石倶楽部』…もう少し読んでいる気もするが定かではない。『夏期休暇』『夜啼く鳥は夢を見た』『魚たちの離宮』『カンパネルラ』は8月読んだ。流れからして『銀木犀』と『雨更紗』にゆくべきだろう、と勝手に思っている。なんとなくその2作品でこの長野まゆみ再読祭にケリがつく気がしている。

漫画だと昨年出会った市川春子作品『宝石の国』『虫と歌』『25時のバカンス』、前から読んでいる『鬼灯の冷徹』や『ヲタクに恋は難しい』、懐かしの水月博士の『獏-BAKU-』や楠本まき全集。薦められて『ハイキュー!!』も最新刊まで読んだ。

ある種で王道の『ポーの一族』を初めて読んだ。そして、借り物だったので早速文庫版を揃えた。初、といえば『QED 呪いの百人一首』を読んだ。相当なビビりなので、ミステリーは滅多に読まないのだが、面白かったので順に沿って読むつもりだ。読んで面白かったものに『カッレくんの冒険』も忘れてはいけない。

懐かしいものや繰り返し読んでいるものと、全く初めて触れるものが混在している。…当たり前か。