今日読んだ本『大家さんと僕』『ロストワールド』
『大家さんと僕』矢部太郎 新潮社
父が買ってきたものが回ってきた。気になっていたので、有り難く読ませてもらった。
大家さんが可愛らしい。ほっこり、より切なさを感じるのは大家さんの訃報を知っているからか。矢部さんといえば私の中でバッグクロージャーの人だ。イメージの変わることがなくて嬉しい。
『ロストワールド』
手塚治虫SF3部作(でいいのだろうか?)の『メトロポリス』『来るべき世界』『ロストワールド』をこれで完走した。
植物の人間…人間の男と性交による繁殖が可能で、食すこともできる。いやはや、エグい性癖だ。私は好きだけれど、これの対象年齢は幾つくらいなのか。場合によっては悪夢的体験になりそうだ。
初期作だから、世界に2人きり、動物が喋るなど火の鳥やブラックジャックの『ナダレ』回に繋がっていくのだろう。
手塚治虫、面白い。
蛇足だが熱心に読んでいるせいで、市川春子は手塚治虫が好きなのかな?と思ったりした。星の恋人や宝石の国で読んだものの原始を見ている気がしてならない。