『火の鳥』黎明編 未来編 ヤマト編 宇宙編 復活編 羽衣編 望郷編 乱世編 生命編 異形編 太陽編
『火の鳥』
著者:手塚治虫
鳳凰編、エジプト・ローマ・ギリシャ・漫画少年版黎明編を残すのみになった。
何しろほぼ一気にガツガツと読んだので、再読したら見落としに気づくのだろう。
黎明編、乱世編、太陽編が私の中で強烈だった。タイトルに表記した順で読んだのだが、太陽編に気持ちが持っていかれ過ぎて鳳凰編まで辿り着けなかったくらい。
生死感、人間と機械、生命とは。神とは
宗教とは。当然のように性への言及があり、母があり父があり、息子、娘がある。生々しいのだ。
私はずっと手塚治虫を「少年向け漫画」を描いた偉人(人格者という意味ではない)だと思ってきたが、そうではないとよくわかる。今までで一番難解な漫画に出会った気がする。
テーマが壮大な上に、互換性があるから次は、次は、となってしまうという、眠る前気軽に読めるものではないが、だからこそ手元に揃えたくなった。
すっかり手塚治虫にハマったらしく、アトムやブラックジャック、ブッダも読みたい。(その事をメトロポリスを薦めてくれたベターハーフに伝えたら、追加で推薦図書をもらった。暫く漫画にも迷うことはなさそう)