乱読本立

ジャンルを問わない読んだ本の備忘録。5年後読み返して面白かったらいいなと思う。

記憶の本棚/今日読んだ本

最近、昔読んだ本を沢山読み返している。

親友を構築した本を、借りて読んでいる。

人からお薦めされる本も読むし、本屋で、図書館で、手にしたいと思う本が次々とあらわれる。読みたい本は増える一方だ。

これを記録しないのは勿体ない。5年後に見返したら面白そうなのに。いやはや、勿体ない。人生を楽しまねば。

現実の、私の部屋の本棚はすでに許容量を越えているし、借りた本は返す。

だから、読んだ本や読みたい本を頭の中の本棚に並べるよう、記したい。栞かわりの端紙へ書き付けるみたいに、最近の事を書くかもしれない。

 

今日読んだ本

「鉱物のお菓子」

著者 さとうかよこ 出版 玄光社

食べられる鉱物に惹かれるのは、長野まゆみを思春期にたっぷりと繰り返し読み、最近また読み返しているからだろう。

この本にちょこちょこ記載されている『琥珀糖を鉱物っぽくみせる切り出し角度』が何よりも心を掴んだ。買う事を決めたのはここだ。

そして段々と似せる事を諦めてゆくのに、あちらとしては不本意だろうが笑ってしまう。味の記載が全くない事を潔さと取るか、投げやりと取るか。久々に手厚くない料理本を見たい。愉快だ。

残念なのは目指した鉱物の写真の記載が全てでは無いこと。

飴細工のアゲートの作り方があれば嬉しかったが、個人で挑戦するしかない。

琥珀糖自体は取り寄せるくらいに好きな菓子なので、作ってみるつもりだ。

味が微妙でも、積年の夢を叶えられるなら些細な事だし、何より巻き添いにする親友となら愉快に違いない。

長野まゆみの「鉱石倶楽部」を真似た遊びを今後、しよう。